松本かつぢは、少女雑誌文化が花開いた昭和の初め、少女たちの憧れを誘い、中原淳一と人気を二分しました。
栃木市ゆかりの作家、吉屋信子(1896~1973)の著作の装丁、挿画を手掛けていることでも知られます。
昭和13年(1938)に連載を開始した「くるくるクルミちゃん」は少女漫画の先駆け的作品で、次々とグッズ化され、キャラクターグッズの元祖ともなりました。
松本かつぢの生み出した作品の数々は、今に続く日本の「かわいい」文化に、なくてはならないものと言えるでしょう。
「かわいい!」があふれる展覧会で、松本かつぢの魅力をご紹介します。
■イベント
○講演会「松本かつぢの魅力 ―人・作品・思い出―」
日時:5月12日(土)14時~(90分程度)
出演:宇津原充地栄氏(松本かつぢ三女・松本かつぢ資料館代表)・内田静枝氏(弥生美術館学芸員)
会場:とちぎ蔵の街観光館 2階多目的ホール
定員:60人(当日先着順)
料金:無料
○松本かつぢ作品によるおはなし会
日時:6月16日(土)11時~(30分程度)
出演:柳沢“マーヤ”麻千代氏(パーカッション・ドラマー・シンガー)・いしいあや氏(ニジノ絵本屋代表)
会場:とちぎ蔵の街美術館2階展示室内
定員:20人(先着順)
申込み:4月3日(火)~電話にて申込み